ミッシェル・ウィー（米）の猛烈な追い上げも及ばず、キム・インキョン（韓）が逃げ切りVを達成した。

　欧州女子ツアー最終戦ドバイ・レディス・マスターズは、UAEドバイのエミレーツGCを舞台に現地時間12日、最終ラウンドの競技を終了。後続に3打差の単独トップからスタートしたキムが4つスコアを伸ばし、通算18アンダーで単独2位のウィーに3打差をつけ余裕の勝利を飾った。

「とてもエキサイティングな1週間でした」とアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）の元エースキャディ、テリー・マクナマラ氏とのコンビで記念すべき勝利を挙げた21歳のキム。「13番までミッシェル（ウィー）が6つバーディを奪って追いかけてきたのは凄かったですね。でもとにかく自分のプレーをしようと心がけて、それが出来たことが嬉しいです」と喜びを口にしながら、ウィーのチャージに言及したキム。だが17番までにスコアを7つ伸ばし、最終18番次第では勝負の行方がわからない状況でウィーのセカンドショットが池につかまり万事休す。

「少なくても良いスイングをしなければならなかったのに、バカらしいミスをしてしまった。イケイケで最後まで行ったのに残念です。でも出来る限りのことはしたと思います。ベストを尽くしました」と素直に結果を受け止めたウィー。池に入れてもパーをセーブしたのは成長の証。来季のウィーの戦いが楽しみになってきた。

　その他、初日のトーナメントリーダー、マリア・ヨース（スウェーデン）が通算14アンダーで単独3位に入り、通算11アンダー4位タイにアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）、ローラ・デービーズ（英）ら。また通算6アンダー14位タイに入ったソフィ・グスタフソン（スウェーデン）が今年度の同ツアー賞金女王に輝いた。