初優勝で勢いに乗るミッシェル・ウィー（米）が、欧州女子ツアー最終戦制覇にターゲットを絞っている。

　現地時間9日開幕の同ツアー、ドバイ・レディス・マスターズ（UAE、エミレーツGC）に出場するウィーは、米国女子ツアーのファイナル・クォリファイング・トーナメントが開催されたフロリダより空路で現地入り。「今までで一番長い旅だった。でも素晴らしかった」と、興奮気味にフライトを語った。

　待望の米女子ツアー初優勝の後は、痛めた足首が悪化したため最終戦を途中で棄権し治療に専念。出場が危ぶまれていたが、無事ドバイの地に姿を見せた。

　大会前には地上824メートルを誇る世界一高い124階建のビル、ブルジュ・ドバイの屋上から街に向かって豪快にドライバーショットをかまし、ジャンプまでして見せたウィー。「ベストを尽くして、何が起こるか見てみましょう。私の一番の目標はトーナメントで勝つことだけど、それは自分でコントロールすることができないから。自分でコントロールできるのは、自分がどれほど努力できるかということだけ。あとは楽しんでベストを尽くすこと」と明るく語り、欧州ツアーでの初優勝を狙っている。

　マクドナルドLPGA選手権でいきなりメジャー優勝を飾った新人のアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）や、メジャー通算4勝のローラ・デービーズ（英）、欧州ツアー賞金ランキング首位のソフィ・グスタフソン（スウェーデン）、全英リコー女子オープン優勝のカトリオーナ・マシュー（スコットランド）らが顔を揃える。

　米国勢ではウィーの他にクリスティーナ・キムが参戦。こちらも大暴れを目論んでいる。