全英オープン3位タイのクリス・ウッド（英）がツアーに戻ってきた。

　全英で4日間安定したプレーを披露し、プレーオフにあと1打に迫ったウッドだが、ターンベリーのきついラフで戦い続けた代償は大きかった。手首を痛め、翌週のSASオープン欠場を余儀なくされた。だが、21歳の若さもあって1週間休んだだけで、欧州ツアーのモラビア・セレシア・オープン（現地時間30日開幕、チェコ共和国、プロスパー・ゴルフ・リゾート）で復帰。2週間後に迫る次のメジャー、全米プロに向けて再び調子を整えようとしている。

「今週は風もないし、標高があるからボールも飛ぶので全英とはまったく違う。でも、グリーンがシビアだから、正しい場所に乗せないとダメだろうね。全英ではコンディションがハードすぎて、乗せるだけだったけど。世界ランク50位以内（現在59位）に入って大きなイベントに出場したいんだ」と目を輝かせるウッド。アマチュアとして08年全英で5位タイに入った若者は、まだまだ向上心に燃えている。

　開催コースの設計者でもあり、08年ライダーカップのメンバーでもあるベテラン、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）も参戦。長い経験で培った技で、若者相手に奮闘する。