終盤戦に突入したツアーの戦いが、いよいよ激しさを増す。

　国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックは16日、南愛知カントリークラブ 美浜コース（愛知）で開幕。ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）を始め、賞金ランキング上位のアン・ソンジュ（韓）、横峯さくら、佐伯三貴らが集結。

　そして、左手首のケガにより2週連続で試合を欠場し、静養に努めていた有村智恵も今大会から復帰する。すでに全日程の3分の2が終了し、賞金女王争いやシード権争いが大詰めを迎える中、1試合1試合、1打1打に全身全霊を込めてのプレーが始まる。

　その他、米ツアーを主戦場にする上田桃子、ニトリレディスゴルフトーナメントでツアー初優勝を飾ってから好調を維持している笠りつ子、今季2勝を挙げている不動裕理らも怖い存在だ。

　昨年の大会はバーディ合戦が繰り広げられるなか、最終日首位と3打差9位タイからスタートした全美貞が、15番から4連続バーディを奪うバーディラッシュで9バーディ、1ボギーの64をマーク。逆転優勝でシーズン3勝目を果たした。今年もバーディ合戦が予想されるが、抜け出すのは誰か？　残暑厳しい初秋の熱戦に期待！

　なお、大会2日目の競技終了後には、恒例のドライビング女王コンテストも行われる。通常のラウンドとは違い、“飛ばし”にかける選手たちの姿に目を向けるのも面白い。