国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは28日、宮城県の利府GCを舞台に最終ラウンドの競技を終了した。通算2アンダー4位タイからスタートした上田桃子が、6バーディ、3ボギーの3アンダー69で回り、通算5アンダーでフィニッシュ。逆転で6人目となる今季2勝目を飾った。首位発進の横峯さくらは終盤に失速し、通算3アンダー5位タイに終わっている。

　昨季女王の上田が前半から猛チャージを仕掛けた。1番を幸先良くバーディとして波に乗ったこの日、4、6、8番でもスコアを伸ばし、1ボギーの3アンダーでハーフターンする。後半は2バーディ、2ボギーのイーブンパーにスコアをまとめ、通算5アンダーでホールアウト。ディフェンディング・チャンピオンの三塚優子らを1打差でかわし、優勝賞金1,080万円をつかみとった。

　今季中盤まで米ツアーで過ごした上田は、8月のアクサレディスから国内ツアーに本格参戦。その後、日本女子プロゴルフ選手権で4位タイ、前週のマンシングウェアレディース東海クラシックでも2位タイに入るなど、昨季女王の実力を存分に見せつけていた。今大会では、ライバルの横峯を撃破して勝利。次週行われる公式戦、日本女子オープンに弾みをつけた。

　その他、三塚と同じ通算4アンダー2位タイに、飯島茜、ジュリー呂（台）の2人。佐伯三貴が横峯と並び通算3アンダー5位タイ、諸見里しのぶは通算イーブンパー9位タイ、現在賞金ランクトップの福嶋晃子が通算1オーバー12位タイで3日間の競技を終えた。