国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシック（愛知・南愛知CC美浜C）は21日、最終ラウンドの競技を終了。不動裕理が54ホール終了時点で通算8アンダーで並んだ上田桃子、新崎弥生とのプレーオフを制し、今季3勝目、通算45勝目を飾った。

　不動が最終日に完璧なゴルフを披露した。通算3アンダー8位タイからスタートすると、前半で2つのバーディを奪取。後半も3つスコアを伸ばし、ノーボギーの5アンダー67で回った。通算8アンダーで前日までの5打差を追いつき、勝負は3人のプレーオフへ。「思い切ってやろうと思っていた」プレーオフでは1ホール目の18番パー4で下りのフックラインを読み切ってバーディ。他の2人がバーディパットを外し、栄冠に輝いた。

　アコーディア・ゴルフ レディス、明治チョコレートカップに続く同ツアートップの08年3勝目をマークした不動。今季は米ツアー、メジャー最終戦の全英リコー女子オープンで3位タイに入るなど、かつて05年まで6年連続で賞金女王に輝いた実力を発揮している。この後も好調をキープした状態で終盤戦に突入し、さらに勝ち星を積み重ねていきたいところだ。

　その他、プレーオフの3人に1打差の単独4位に宋ボベ（韓）。アマチュアの藤本麻子（作陽高3年）は、諸見里しのぶらとともに通算5アンダー5位タイと健闘した。古閑美保は李知姫（韓）と同じ通算4アンダー10位タイ。今季初Vを狙った横峯さくらは1オーバー73でラウンドし、通算1アンダー17位タイで大会を終えている。