国内女子ツアーのゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントは岐阜県のみずなみCCを舞台に5日、第1ラウンドの競技を行った。8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで念願のツアー初勝利を飾った原江里菜が、6アンダー66の好スコアをマーク。同組で回った前田久仁子と並び、首位タイ発進を切った。2打差の3位タイから茂木宏美ら3人が追っている。

　この日、原は出だしの1番で幸先良くバーディを奪って波に乗った。前半をノーボギーの3アンダーで折り返すと、後半もバーディを重ねて3つスコアを伸ばし、7バーディ、1ボギーの6アンダー66でホールアウト。ここ7試合でトップ10フィニッシュ6回と好調を維持する20歳の実力者が、ツアー2勝目に絶好のスタートを見せた。

　一方、7月の全英リコー女子オープンを制して一気に知名度を高めた申ジエ（韓）は、持ち味の安定したゴルフで4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、諸見里しのぶ、大山志保ら実力者と共に15位タイの好位置を確保。ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ以来の国内ツアー2勝目に闘志を燃やしている。

　その他、トーナメントリーダーの2人と3打差の6位タイに大会連覇を狙う飯島茜がつけ、今季2勝を挙げている古閑美保は1アンダー71で、若林舞衣子他と同じ25位タイ。さらにイーブンパー72の37位タイに前週優勝の北田瑠衣が続いたが、現在賞金ランクトップを走る福嶋晃子は、3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73と乱れ、51位タイと出遅れた。