今季いまだ優勝に手が届いていない諸見里しのぶが、3日開幕のゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント（岐阜・みずなみカントリー倶楽部）で連覇を果たし、シーズン終盤戦へ向けての巻き返しを狙っている。

　国内ツアー6勝を挙げ、横峯さくらと激しい賞金女王争いを演じた昨年とは一転、今季の諸見里は国内戦17試合に出場しながら未勝利。昨年僅差の2位だった賞金ランキングでも、現在のところ首位アン・ソンジュに3,000万円以上離され15位に甘んじている。しかし、部門別ランキングをチェックしてみると、平均ストローク、平均パット数、パーセーブ率、パーオン率などいずれもトップ10以内に入っており、プレー的にはそれほど調子が悪いわけではない。唯一、リカバリー率だけが63・7821％でランク13位となっており、グリーンを外した時がウイークポイントになっている。

　次週にはやはりディフェンディング・チャンピオンとして臨む国内公式戦の第2戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が控えているだけに、今大会でシーズン初勝利を挙げて大舞台に乗り込みたいところだ。

　その他、先週のニトリレディスゴルフトーナメントで40歳346日というツアー史上3番目の年長優勝を飾った鬼澤信子、ゴルフ5レディスの歴代チャンピオンである飯島茜、藤田幸希、さらに今季好調の全美貞、李知姫、シン・ヒョンジュら韓国勢も揃って参戦。また、昨年末に左ひじの手術を受け治療に専念していた大山志保が今週の大会で復帰予定。約1年ぶりの国内ツアー出場となる2006年賞金女王のプレーには要注目だ。