米女子ツアーHSBC女子チャンピオンズで初優勝目前まで健闘した有村智恵が、国内女子ツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント（4?6日、沖縄／琉球GC)でいきなり優勝を狙う。

　スポット参戦ながら、ロレックスランキングで出場資格を獲得し、HSBC女子チャンピオンズに挑んだ有村は、初日に単独首位に立つとそのままの位置をキープ。最終日にはホール・オブ・フェイマー、カリー・ウェブ（豪）との一騎打ちで最後まで優勝争いを繰り広げたが、百戦錬磨のベテランの前に屈し、悔し涙を流した。

　だが、4日間、堂々の優勝争いを展開した有村への評価は世界中で高まっている。そのまま乗り込んだ主戦場である日本の開幕戦では、米ツアー6勝の宮里藍や、先週のアジア女子ツアー、夢屋ドリームカップで優勝して賞金女王奪回を目指す横峯さくら、さらに上田桃子、宮里美香など米ツアー勢をしのぐ注目を集めている。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ（韓）やロレックスランキングNo.2の申智愛（韓）ら、韓国勢の脅威も相変わらずだ。昨年はアンが獲得した賞金女王タイトルはもちろんのこと、ツアー勝利数でも、日韓の選手が激しい火花を散らす戦いが始まる。