今年の全米女子オープンを制したポーラ・クリーマー（米）が国内女子ツアーのマスターズGCレディース（22日開幕、兵庫・マスターズゴルフ倶楽部）に参戦する。

　“ピンクパンサー”のニックネームで知られるクリーマーがメジャーチャンピオンとして日本にやってきた。主催者推薦として出場するマスターズGCレディースだが、この大会では2005年に優勝を飾っており、今回は5年ぶりVを狙う。そんなクリーマーの初日の組み合わせが面白い。一人は今季4勝で目下2週連続優勝中、賞金ランクでも国内勢を抑え完全に独走状態で首位に立っているアン・ソンジュ（韓）。もう一人は現在賞金ランク5位ながら最近3試合いずれもトップ10入りと好調の有村智恵だ。若手のトッププレーヤーとして国内ツアーをけん引する立場の有村が、海外勢の強豪相手に一体どんなプレーを見せるのか。

　また、今年8月に俳優の石田純一と結婚式を挙げた東尾理子が約5か月ぶりにツアーに出場。今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントから4戦連続予選落ちを喫し、最後の出場となった5月のフンドーキンレディースでは途中棄権と結果を残せていない。結婚後初試合となる今大会で巻き返しを図る。

　その他、2年連続賞金女王を目指す横峯さくら、今季初優勝が欲しい諸見里しのぶ、ベテランの福嶋晃子や不動裕理なども参戦。賞金総額1億2,300万円、優勝賞金2,214万円と国内メジャー並みの高額賞金がかかるビッグトーナメントで、女たちの熱く激しい戦いが繰り広げられる。