今季から新設された国内女子ツアーの日医工女子オープンゴルフトーナメントは2日、富山県・八尾カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を行い、ルーキーの綾田紘子、シン・ヒョンジュ（韓）、黄アルム（韓）の3人が5アンダー67で回り、首位タイに立った。飯島茜、米山みどり、天沼知恵子ら5人が4アンダー68、4位タイで続いている。

　アマチュア時代、数々の学生タイトルを獲得し今季からプロ転向を果たした22歳の新星・綾田が、新規トーナメントの初代女王を狙うべく好スタートを切った。出だしの1番で幸先よくバーディを奪うと、9番もバーディとし2アンダーでハーフターン。後半も3つスコアを伸ばし、終わってみればノーボギーの会心のラウンドでトップに並んだ。

　前週のニチレイレディスこそ予選通過はならなかったが、先月行われた4つのトーナメントの内、決勝ラウンドに進めなかったのは同大会のみ。身長155センチと、決して恵まれているとはいえない体格ながら、安定感抜群のプレーはアマ時代から折り紙つきだ。百花繚乱の国内女子ツアーに、また新たなヒロインが誕生するかもしれない。

　また前週、今季2勝目一番乗りを果たした全美貞（韓）は、15番でダブルボギーを叩くなどスコアを伸ばせずイーブンパー72で古閑美保らとともに25位タイとスタートダッシュならず。尚、横峯さくら、有村智恵は出場していない。