国内女子ツアーの今季第3戦Tポイントレディスゴルフトーナメントは19日、鹿児島県の鹿児島高牧カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。前週予選落ちした有村智恵が3アンダー69にスコアをまとめ、首位の廣瀬友美に1打差の2位タイにつけた。

　トップと2打差の5位タイに開幕戦を制したアン・ソンジュ（韓）、イム・ウナ（韓）ら。1アンダー71の10位タイに諸見里しのぶ、不動裕理、馬場ゆかり、黄アルム（韓）、ペ・ジェヒ（韓）の5人がつけている。

　昨季5勝を挙げ、賞金ランキング3位と躍進した有村。この日は中盤の8番から連続バーディを奪うと、12、13番でもバーディをマーク。最終18番で第1ラウンド唯一のボギーを叩いたものの、3アンダー69の好スコアで絶好のポジションを確保した。前週のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップでは最後まで調子が上がらず、09年の同大会以来1年ぶりに予選落ち。そこで悔しい思いを味わっただけに、今大会でそのリベンジを果たしてもらいたい。今季に弾みをつけるためには、トップ10フィニッシュがノルマになりそうだ。

　一方、地元・鹿児島でのトーナメント開催に闘志を燃やす横峯さくらだったが、この日は沈黙。出だしの1番から連続ボギーでつまづくと、最後までエンジンがかからずイーブンパー72。それでも他選手もスコアが伸び悩んだため、前週優勝のウェイ・ユンジェ（台）、三塚優子らと同じ15位タイとまずまずのポジションを確保した。

　その他、ビジュアル系ゴルファーの竹村真琴が、3オーバー75で古閑美保と同じ58位タイ。石川遼の妹で松伏第二中1年の石川葉子は、9オーバー81で100位タイに沈んでいる。