セルヒオ・ガルシア（スペイン）が大会2度目の優勝に向け好位置をキープした。

　現地時間10日に行われた米男子ツアーのフラッグシップ大会 ザ・プレーヤーズ選手権（フロリダ州TPCソーグラス）第3ラウンド、4位タイからスタートしたガルシアは6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマーク。通算9アンダーは首位に並ぶマーティン・カイマー（独）、ジョーダン・スピース（米）に3打差の3位タイに浮上した。

　未だにメジャー勝利がないガルシアにとって“第5のメジャー”と呼ばれる今大会は2008年にチャンピオンに輝いた思い出のトーナメント。アメリカでは2012年のウィンダム選手権以来優勝から遠ざかっているが、今季は欧州ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズに勝って好調ぶりをアピールしている。

　現在20歳のスピースがトップタイでトーナメントを引っ張っているのも、かつて神の子エルニーニョと呼ばれたガルシアには刺激になっている。大会初出場は奇しくも今のスピースと同じ20歳。2008年の優勝を含めトップ10に4回入っている大会との相性の良さは、最終日のチャージを予感させる。

「ここでは何度も優勝争いをしているからね。明日が楽しみ」というガルシアの逆転Vは果たしてあるのか？　首位を走る2人のプレー如何では彼にもチャンスがある。