因縁の2人の直接対決は若き全米オープンチャンピオン、ローリー・マキロイ（北アイルランド）に軍配が上がった。

　世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズ（中国、シャーシャン・インターナショナルGC）は、現地時間6日に行われた最終ラウンドでマーティン・カイマー（独）が5打差を引っくり返し劇的な逆転優勝を飾った。

　そんな中、前週の上海マスターズに続く2週連続優勝を狙って最終日4位タイからスタートしたマキロイは最終ホールをバーディで締めくくり、3アンダー69をマークして通算15アンダーの4位タイで4日間の競技を終了。この成績によりマキロイはリー・ウェストウッド（英）を抜いて世界ランク自己最高位の2位に浮上することが確実となった。

　一方のウェストウッドはマキロイと同じ4位タイからスタートしたものの、前半5ボギーを叩く乱調で2オーバー74とスコアを落とし、通算10アンダー13位タイで終戦。昨年の11月にタイガー・ウッズ（米）を抜いて世界ランク1位となったウェストウッドだが、今大会終了後には同ランク3位へ後退することが決まった。

　実はマキロイとウェストウッドは所属するマネージメント会社が一緒ということもあり、年齢は離れているが普段から大の仲良しだった。ところが先月マキロイがマネージメント会社（ISM）から離れたのを機に、2人の間にはよそよそしいムードが漂い始めた。しかもISMから離れた途端、マキロイがツイッターのウェストウッドのフォローを外したことで確執が取り沙汰された。今後の2人の確執の行方が気になるところだ。