故セベ・バレステロス氏（スペイン）ゆかりの地である名門クラブ・デ・ゴルフ・バルデラマで、スペイン勢として初めて優勝を飾ったセルヒオ・ガルシア（スペイン）が、米国時間10月31日発表の最新世界ランキングで31位から18位に躍進した。

　母国開催の欧州ツアーで、カスティーヨ・マスターズ、アンダルシア・マスターズと2週連続優勝したガルシアは約1年半ぶりのトップ20入り。かつて“神の子”と呼ばれた男が完全復活を感じさせている。

　その他上位陣では、1位ルーク・ドナルド（英）、2位リー・ウェストウッド（英）、3位ローリー・マキロイ（北アイルランド）に変動はないが、ダスティン・ジョンソン（米）が4位に浮上したのに伴いスティーブ・ストリッカー（米）が5位に順位を落としている。なお、米男子ツアーとアジアンツアー共催のCIMBアジア・パシフィック・クラシック・マレーシアで優勝したボ・バン・ペルト（米）は、14ランクアップの25位となった。

　日本勢では、国内男子ツアーのマイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントで6ホールに及ぶプレーオフに競り勝ち、ツアー初優勝を達成した河野晃一郎が256人抜きで199位に急浮上。来年のマスターズ出場がかかるランキング50位以内を目指す石川遼は、3つ順位を落としたものの49位。池田勇太は先週までと変わらず70位、平塚哲二は2ランクダウンの77位となっている。