国内女子ツアー今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは2日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。昨季の日本女子オープンゴルフ選手権競技チャンピオンの馬場ゆかり、ホステスプロの諸見里しのぶ、川原由維ら6人が4アンダー68をマークして首位に並んだ。1打差の7位タイには連覇を狙う朴仁妃（韓）、青山加織ら4人がつけ、さらに1打差の11位タイに金田久美子、表純子ら14人が続く混戦模様となった。

　賞金女王奪還を狙う横峯さくらは、出だし1番でバーディを奪って幸先の良い滑り出しを見せるも3番でボギー。そこから我慢のゴルフが続き、12番でようやくこの日2つ目のバーディを奪ったが、その後をスコアを伸ばせず1アンダー71でフィニッシュした。首位と3打差の25位タイとまずまずのスタートを切っている。

　また、昨季ミズノクラシックで国内ツアー2年ぶりの復活優勝を飾った上田桃子は、先週の米女子ツアー、HSBC女子チャンピオンズで13位タイとまずまずの結果を残し今大会に参戦。この日は前半こそノーバーディ、1ボギーの1オーバーで回ったものの、後半出だしの10番でバーディを奪うと、その後2バーディ（1ボギー）を奪取して1アンダー71でホールアウト。横峯、服部真夕、ニッキー・キャンベル（豪）らと共に25位タイにつけた。

　上田と同じく米ツアーら参戦している宮里美香、野村敏京は揃ってスコアメイクに苦しんだ。アウトスタートの宮里は13番までスコアカード通りのゴルフを続けるも、14番でボギー。すぐさま15番でバーディを奪い返すも17番でもボギーを叩いて1オーバー73で初日の競技を終え、不動裕理、飯島茜らと並ぶ53位タイにとどまった。野村は2バーディ、4ボギーの2オーバー74と崩れ、笠りつ子、森田理香子、藤本麻子らと共に64位タイと出遅れている。

　その他、国内ツアー3年連続賞金女王を目指すアン・ソンジュ（韓）はアウトからスタートし、5番までに3ボギーを叩く大乱調。しかし、6番、7番で連続バーディを奪って巻き返すと、そこからは立て直してノーボギーのゴルフを展開し、最終18番をバーディで締めてイーブンパー72にスコアをまとめた。佐伯三貴、上原彩子らと並び首位から4打差の37位タイとまだまだ逆転可能な位置につけた。

　尚、申ジエ（韓）は手首痛のため棄権している。