初日単独トップに飛び出した丸山茂樹が2日目も好位置をキープした。

　米男子ツアーのフルフィールドによる今季初戦ソニー・オープン・イン・ハワイ（ハワイ州オアフ島、ワイアラエCC）は現地時間の16日、第2ラウンドの競技を終了。この日首位からスタートした丸山は、前日に引き続き強風が吹く難しいコンディションの中、3バーディ、1ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、通算7アンダーで3位タイと絶好のポジションを守っている。

「予報で風が吹くことは分かっていた。もっと吹く状況を覚悟していたから、この程度なら楽だった」と皆が手こずった難コンディションもさほど影響がなかった様子の丸山。「いいスコアを出した翌日は大抵苦労するものだけれど、まずまずのラウンドで納得している。グリッププレッシャーを一定にすることを考えた」と無欲の優勝争いを強調。トップに立った前日も「スイングのリズムとテンポだけを守った」と結果ではなく、プロセスを重視しての好プレー。昨年「飛ばしたいと思う余り、スイングのバランスを崩してしまった」苦い反省から、今年は自らの持ち味を生かしたゴルフを実践するつもりなのだ。

　上位はこの日7アンダー63と爆発したトム・パーニスJr.（米）とネイザン・グリーン（豪）の2人が通算8アンダーで首位タイで並び、丸山と同じ3位タイにブライアン・ゲイ（米）。マスターズチャンピオンのザック・ジョンソン（米）が通算6アンダー5位タイにつけており、前週優勝のジェフ・オギルビー（豪）は通算5アンダーでブー・ウィークリー（米）、チャールズ・ハウエルIII（米）らとともに7位タイ。

　また初日79位タイと大きく出遅れた谷原秀人が、5アンダー65の好スコアで通算3アンダー16位タイへ急浮上。一昨年に16歳でこの大会の上位争いを演じ話題になった日系人ゴルファーのタッド・フジカワ（米）が通算イーブンパー50位タイで2年ぶりに予選を突破した。アーニー・エルス（南ア）も通算1オーバー63位タイでかろうじて予選をクリアしている。