8日、日米両女子ツアー共催のミズノクラシック（三重・近鉄賢島CC）は第2ラウンドの競技を終了。昨季大会を制した上田桃子は2オーバー74で回り、前日の14位タイから宮里藍他と同じ通算イーブンパー38位タイに後退した。上位は申ジエ（韓）がベストスコアの6アンダー66を叩き出し、通算10アンダー単独トップ。2打差の2位で前週の国内女子ツアー、樋口久子IDC大塚家具レディスで優勝した服部真夕が追っている。

　上田が米女子ツアー初Vを飾った思い出の大会で、第2ラウンドに苦しいゴルフを強いられた。前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返したが、10番でボギー。「流れを作れず、ズルズルと行ってしまった」と言うように、その後も2つのボギーを叩いた。2バーディ、4ボギーの2オーバー74でホールアウトし、通算イーブンパー38位タイ。トーナメントリーダーとは10打差と逆転Vは厳しい状況だが、「最終日はたくさんバーディを獲って（ギャラリーに）楽しんでもらえるゴルフをしたい」。最終ラウンドはバーディを量産し、1つでも上の順位で大会を終えたいところだ。

　一方、06年国内女子ツアー賞金女王の大山志保が優勝を狙える位置を確保した。前半でスコアを2つ伸ばすと、後半は14番から連続バーディ。5バーディ、1ボギーの4アンダー68でフィニッシュし、通算7アンダー3位タイに順位を上げた。9月にはLPGAセクショナル・クオリファイング・トーナメントの一次予選を突破。今大会に勝てば米女子ツアーの出場権を獲得できるだけに、12月の最終予選より早く切符を手に入れるチャンスが訪れた。

　その他、5アンダー67の好スコアをマークした原江里菜が通算6アンダー5位タイ、不動裕理は金美賢（韓）らと並ぶ通算3アンダー16位タイで続いている。通算2アンダー22位タイに横峯さくら、通算1アンダー27位タイに国内女子ツアー賞金ランク首位の李知姫（韓）。ところが、06年大会覇者のカリー・ウェブ（豪）は通算3オーバー65位タイ、世界ランク2位のジェン・ヤニ（台）は通算5オーバー72位タイと低迷している。