リー・ウェストウッド（英）は、マーティン・カイマー（独）に奪われた世界ランクNo.1の座を奪回するため、米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシック（現地時間3?6日、フロリダ州／PGAナショナル)に臨む。

　先週行われたWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権の2回戦で敗れたウェストウッドは、同大会決勝まで進んだカイマーに王座を奪われた。だが今大会には、次週のWGC-キャデラック選手権というビッグトーナメントが控えていることもありカイマーは出場しない。この間にウェストウッドとしてはなんとか踏ん張りたいところだろう。

　もちろんザ・ホンダ・クラシックは、世界ゴルフ選手権（WGC）の狭間であっても今季10戦目ということもあり、実戦を積み重ねたい選手たちも多い。マッチプレー選手権決勝でカイマーを撃破したルーク・ドナルド（英）も、ディフェンディング・チャンピオンであるカミロ・ビジェガス（コロンビア）やローリー・マキロイ（北アイルランド）と共に予選ラウンドをプレーして、2週連続優勝を狙っている。

　他にも昨季、全米オープンを制したグラエム・マクドウェル（北アイルランド）や全英オープン覇者、ルイス・ウーストハウゼン（南ア）。そしてアーニー・エルス（南ア）、ビジェイ・シン（フィジー）、Y・E・ヤン（韓）らメジャー優勝者がずらりと並ぶ。また、マット・クーチャー（米）、リッキー・ファウラー（米）、エドアルド・モリナリ（伊）、アダム・スコット（豪）、アンソニー・キム（米）など、イキのいい選手らも出場を予定し豪華なメンバーが集った。

　日本勢では、池田勇太、藤田寛之、今田竜二の3人が参戦。池田、藤田はマスターズの前に少しでも手ごたえを掴むために、そして今田は米男子ツアー2勝目に向け、それぞれが意気込みを高めている。