タイガー・ウッズ（米）が、来年の欧州ツアー、ドバイ・デザート・クラシック（現地時間2月10?13日、UAEドバイ、エミレーツGC)出場を早々に明らかにし、周囲を驚かせている。

　先週末、現地の大会関係者がタイガーの出場を正式に発表。タイガー自身も「大会のレベルはすばらしく高い。（2006、2008年に続き）またそのタイトルを狙うためには最高のゴルフをしなくてはならない」と意気込みを表明した。

　タイガーのスケジュールは直前まで発表されないのが通常で、半年も前の発表は異例中の異例。今季はスキャンダルでシーズン序盤戦を棒に振り、その後も復活優勝できずにいることから、得意なコースの上に歓迎されるドバイの大会への出場を明かしたものと思われる。

　富裕層のリゾート地として人気のドバイは次々とゴルフ場が作られており、タイガーも設計を任されているコースがある。さらに、欧州ツアーの賞金ランキングは近年「レース・トゥ・ドバイ」という名称に改められ、最終戦も同地で行われているだけに、ゴルフ界にとって重要な場所になりつつあるのは間違いない。来期は早々にエンジンを全開にするべく、タイガーはすでに準備を整えたのかもしれない。