転落を続けるタイガー・ウッズ（米）だが、自らホストを務めるチャリティイベント、シェブロン・ワールド・チャレンジ（現地時間12月1?4日／カリフォルニア州、シャーウッドCC）出場が危ぶまれ始めている。

　タイガーが主宰するタイガー・ウッズ・ファウンデーションの基金集めを目的に行われる同大会は、チャリティイベントとはいえ賞金も高く、毎年世界のトッププレーヤーたちが集結することで知られている。出場希望者は少なくないため、2年前から出場資格を設定し、世界ランキング50位以内しか出られないことを決めた。

　ところが、予想もしないことが起きた。ホストであるタイガー自身が世界ランクトップ50以下に転落する、まさかの危機に陥っているのだ。通算623週にわたって世界ランキングNo.1に君臨していた男が、長期休養と不調で現在は38位。米男子ツアーのプレーオフシリーズにも出られないことから、さらにランクダウンすることが予想されており、大会出場権を決める9月20日まで大会関係者は不安を抱える事態となってしまった。

　タイガーは同ツアー、フォールシリーズのフライズ・ドットコム・オープン（現地時間10月6?9日／カリフォルニア州、コードベールGC）への出場を発表したが、ここで勝っても遅すぎる。ホストとして堂々と大会に出るには、他力本願というのが実情だ。（STATS-AP）