チリ出身の異色ゴルファーが首位を守った。

　欧州、アジア両ツアー共催のエンジョイ・ジャカルタ・アストロ・インドネシアン・オープン（インドネシア、ジャカルタ、センカレンGC）は現地時間16日、第3ラウンドの競技を終了。前日単独トップに浮上したフェリペ・アギュラー（チリ）が、1イーグル、2バーディ、1ボギーの3アンダー67にスコアをまとめ、通算16アンダーで首位を守った。

「ここまではすごく良いゴルフができている。でもこのゲームはいつ何が起こるかわからない。忍耐強いプレーをしたい」と気を引き締めるアギュラー。プロゴルファーの少ないチリでは英雄的存在で、下部ツアーのチャレンジでは優勝経験があるが、大舞台での勝利はまだない。チリの英雄がいよいよ大輪の花を咲かせることができるだろうか？

　また2打差の2位タイにジーブ・ミルカ・シン（インド）が浮上。6位タイのプラヤド・マークセン（タイ）とともに、日本ツアー経験者たちが逆転Vを狙う。

　一方日本勢は元気がなかった。前日45位タイにつけた清田太一郎は4つバーディを奪いながら、5つのボギーを叩き、1オーバー71。通算1アンダーで66位タイに後退した。カットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を果たした立山光広は、1番でダブルボギーを叩くなど乱れ、6オーバー76の大叩き。通算5オーバーまでスコアを落とし、予選通過したプレーヤーの中で最下位の80位に低迷している。