世界を股に掛けて戦う豪州勢が母国に集結だ。

　欧州、豪州両ツアー共催のマスターカード・マスターズは現地時間22日、豪州、メルボルンのハンティングデールGCで開幕。通常米ツアーで活躍しているロバート・アレンビー、スチュアート・アップルビー、アーロン・バデリーらを始めとする豪州勢を中心に、強豪が勢ぞろいする。

　05年全米オープン王者のマイケル・キャンベル（ニュージーランド）や全米アマ優勝後、プロになったニック・フラナガン（豪）も参戦し、舞台を豪州に移した戦いは白熱必至だ。

　残念なのは、パースで行われた9年前のハイネケン・クラシックで優勝経験があり、欧州ツアーの新しいトーナメント・コミッティーのチェアマンになったばかりのトーマス・ビヨーン（デンマーク）が、直前になって出場を回避したこと。パーニラ夫人が手術をすることになり、付き添うためにロンドンへ向かったため、ムリもないが、豪州のファンには残念なベテランの欠場となった。