悲願のアメリカ初勝利を狙う尾崎直道が一歩後退した。

　米チャンピオンズツアー今季最終戦、チャールズ・シュワッブ・カップ選手権はカリフォルニア州ソノマのソノマGCを舞台に現地時間の27日、第3ラウンドの競技を終了。前日4位タイの好位置に浮上した尾崎は、1アンダー71とスコアを伸ばしきれず、通算10アンダー8位タイに順位を下げた。

　この日の尾崎は前日まで好調だった頼みのショットが乱れ、前半だけで3つのボギーを叩く乱調。後半は10番、13番でバーディを奪った後、16番パー5をイーグルとして見せ場を作った。だが、上位がスコアを伸ばしているだけに、悔いが残るムービングデーとなった。

　優勝争いは通算15アンダー単独トップにデニス・ワトソン（ジンバブエ）。1打差の2位タイに現在チャールズ・シュワッブ・カップポイントランク4位につけ、勝てば逆転で同ポイントランク1位に躍り出る可能性があるブラッド・ブライアント（米）とジム・ソープ（米）の2人が続いている。

　同ポイントランク1位のローレン・ロバーツ（米）は通算6アンダー18位タイと今ひとつ調子が上がらず、同ポイントランク2位のジェイ・ハース（米）は通算7アンダー14位タイ。