プロ転向3戦目のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）に欧州ツアー最速優勝の可能性が出てきた。

　同ツアーのオープン・デ・マドリード（スペイン、マドリード、クラブ・デ・カンポ）は現地時間の13日、第3ラウンドの競技を終了。この日6アンダー66の好スコアをマークしたマッキルロイが通算9アンダーとし、通算13アンダー首位のダニエル・バンシック（アルゼンチン）に4打差の3位タイに浮上した。

　アマチュア時代、数々の年少記録を塗り替えて勝星を重ねた。弱冠18歳で鳴り物入りでプロデビューを果たして以来、この大会が3戦目。前週のアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権はすでに大物に混じって3位の好成績を収めた。もしここで勝てば、セルヒオ・ガルシア（スペイン）の最速記録（プロ4試合目で勝利）を塗り替え、史上最速Vを達成することになる。

　しかし初日から首位を走るバンシックも若手に負けじと好プレーを続けており、「（HSBC世界マッチプレーで決勝に進出した同郷アルゼンチンの）アンヘル・カブレラと同じ日にアベック優勝がしたい」と意気込んでいる。2打差の2位にマッズ・バイブ-ハストラップ（デンマーク）が続き、マッキルロイと同じ3位タイにアレハンドロ・カニザレス（スペイン）がつけ、虎視眈々とタイトルを狙っている。