スペインの英雄、セベ・バレステロスにあこがれてプロになったゴンザロ・フェルナンデス・カスタノ（スペイン）が、ツアー4勝目を地元で飾ろうと意気込んでいる。

　欧州ツアー、オープン・デ・マドリード（スペイン、マドリード、クラブ・デ・カンポ）は現地時間11日に開幕する。しかしHSBC世界マッチプレー選手権とスケジュールが重複するため、世界ランキング上位の選手は少ない。

　そんな中、ひときわ鼻息が荒いのが、フェルナンデス・カスタノだ。05年のKLMオープンでツアー初優勝を飾り、同年の新人王を受賞。今季はテレコム・イタリア・オープンで勝ち、現在ツアーの顔のひとりになりつつある。

　だが、いまだに地元での勝利はないため、フェルナンデス・カスタノは今大会で狙っているのだ。「ふるさとでプレーできるのは最高だね。6週連続の出場になるけど、セベ・トロフィーの経験が生きるはずだ。頑張らなくちゃ」と発奮材料は十分にある。故郷に錦を飾るには、またとないチャンスがやってきた。

　ポール・ローリー（スコットランド）、トーマス・ビヨーン（デンマーク）、ジャン・バンデ・ベルデ（仏）らも参戦。スペイン勢ばかりにいい思いをさせまいと、こちらも気合十分だ。