国内女子ツアーの第3戦、Tポイントレディス ゴルフトーナメントは16日、鹿児島県の鹿児島高牧カントリークラブを舞台に開幕。ツアー3勝の服部真夕、上原彩子、未勝利の大江香織の3人が4アンダー68をマークして首位の座を分けた。1打差の2位タイに大谷奈千代、川原由維ら4人が続き、2打差の8位タイに横峯さくら、笠りつ子、茂木宏美ら10人がつける混戦模様となっている。

　開幕戦で斉藤愛璃、第2戦でイ・ボミ（韓）と初優勝が相次いでいる今季の国内女子ツアー。そんな中、第3戦初日の首位に立ったのは初Vを目指す大江とツアー3勝を挙げている服部と上原だ。大江は前半こそ1アンダーで回るも後半に4バーディ（1ボギー）を奪って4アンダー68。服部は4バーディ、ノーボギーのラウンド、上原は5バーディ、1ボギーで回りリーダーボードの最上段に立った。

　今季初Vを地元で飾りたい鹿児島県出身の横峯はこの日、出だし1番をバーディとすると6番でもバーディを奪って2アンダーでハーフターン。後半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせず2アンダー70でホールアウト。それでも首位に2打差と優勝狙える位置を確保している。

　また、開幕戦でプレーオフを制し一躍注目の的となった斉藤は一転、第2戦のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップでは予選落ち。その悔しさをバネに上位進出を狙いたかったが、この日は2つのトリプルボギーを叩くなど6オーバー78の大乱調で87位タイ。2週連続予選落ちの危機に立たされている。

　その他、1アンダー71で回った諸見里しのぶが野村敏京らと並び18位タイ、ツアー50勝を誇る不動裕理は1オーバー73のラウンドで飯島茜、藤田幸希らと共に38位タイにつけた。一方、金田久美子、森田理香子ら若手実力者は3オーバー75の67位タイと大きく出遅れている。