タイガー・ウッズ（米）と今田竜二が首位に3打差の7位タイにつけた。

　米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権がイリノイ州レモントのコグ・ヒルG＆CCを舞台に現地時間の6日開幕。第1ラウンドのこの日、7アンダー64と爆発したジョナサン・バード（米）が単独トップに立った。1打差の2位タイにジャスティン・ローズ（英）、カミロ・ビジェガス（コロンビア）が続き、2打差の4位タイにスチュワート・シンク（米）他がつけている。

　本命のタイガーは6バーディ、1ダブルボギーの4アンダー67で回り、7位タイ。同じく日本勢で唯一、今大会への出場を決めた今田も6バーディ（2ボギー）を奪って、7位タイと快調な滑り出しを見せた。「パットが随分良くなっている」と言うのは前週、グリーン上で苦労し、フィル・ミケルソン（米）に競り負けて2位タイに甘んじたタイガー。だがこの日は、18ホールのパット数が『25』と快調。7番パー4でショットをミスしてダブルボギーを叩いたが、「それ以外はいいゴルフができた」と納得の表情を見せた。現在フェデックスカップポイントランクは3位。同ランク1位のミケルソンが欠場している今週勝って、最終戦のザ・ツアー選手権に弾みをつけたい。

　一方、今田も先週に引き続き快調なゴルフを続けている。10番スタートのこの日は11番でバーディが先行したあと、12、13番で連続ボギーを叩き先行きが心配されたが、そこからは危なげないゴルフで5つのバーディを追加。4アンダー67の好スコアをマークした。現在フェデックスカップポイントランク54位のため、上位30名のみに出場が許される次週のザ・ツアー選手権に出るためには、今大会でかなりの上位に食い込まなければならない。トップ30は押しも押されぬトッププロの証。フィールドの厚い今大会で今田が悲願の米ツアー初優勝を狙う。

　その他、同2位のスティーブ・ストリッカー（米）が3アンダー68で回り、同4位の崔京周（韓）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）らと並び12位タイにつけたが、同6位のビジェイ・シン（フィジー）は3オーバー74を叩き、54位タイと出遅れている。