タイガー・ウッズ（米）が2度目の3連覇に向け絶好の滑り出しを見せた。

　世界のトップが一堂に会す米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待が、オハイオ州アクロンのファイアーストーンCCを舞台に現地時間の2日開幕。第1ラウンドのこの日、今大会過去8回中5度の優勝を誇るタイガーが、4バーディ、2ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、首位タイに1打差の4位タイと好位置につけた。

「ここに来るとすごくリラックスしてプレーができる。いいイメージしか湧かない。今日はショットも良かったし、アプローチも好調。パッティングのタッチも合っていた」と満足げな表情を見せたタイガー。先のメジャー、全英オープンでは3連覇ならなかったが、相性の良いコースで行われている今大会での2度目の3連覇には手応え十分。「優勝を狙うか、って？　もちろん！　勝てないと思ったら試合に出ていない。勝てると思っているからこの場に立っているんだ」と自信をのぞかせた。

　3アンダー67をマークしたハンター・マハン（米）、ポール・ケイシー（英）、ローリー・サバティーニ（南ア）の3人が首位グループを形成。ちなみにマハンはトラベラーズ選手権で優勝して以来、3試合連続で優勝争いを演じ、一度もトップ10を外していないほど絶好調。またタイガーと同じ4位タイにはスチュアート・アップルビー（豪）、リー・ウェストウッド（英）、マーク・カルカベッキア（米）らがつけ、日本から唯一参戦している片山晋呉は1オーバー71で21位タイ。全英オープンは直前で体調不良のため出場を回避したが、世界のトップが集まるこの大会で上位進出を目論んでいる。

　その他、全英オープンチャンピオンのパドレイ・ハリントン（アイルランド）が2オーバー72で38位タイ。ビジェイ・シン（フィジー）、フィル・ミケルソン（米）は4オーバー74を叩き、59位タイと出遅れ、前週優勝のジム・フューリック（米）はスタート前に棄権を表明している。