59歳にして全英オープン最年長優勝まであと一歩と迫った“ターンベリーの死闘”の主役、トム・ワトソン（米）が好調を維持している。

　米チャンピオンズツアーのメジャー大会、全英シニアオープン選手権が現地時間の23日、英サニングデールGC（オールドC）を舞台に開幕した。プレーオフでスチュワート・シンク（米）に敗れてから4日。ワトソンは5バーディ、2ボギーの3アンダー67にスコアをまとめ、首位のフレッド・ファンク（米）に3打差の6位タイにつけた。

　全英オープン72ホール目でおよそ2.4メートルのパーパットを決めれば優勝、というシーンでそれをミスヒット。「あのシーンは（テレビで）見ていない。あれは大会史上もっともみっともないパットだった。でももう全英は過去の話。今はこの試合に集中することだ」と気持ちはすっかりシニアオープンモードに切り替わっている。

　その他、ワトソンと同じ6位タイにグレッグ・ノーマン（豪）がつけたが、今季すでに4勝を挙げているベルンハルト・ランガー（独）は2オーバー72とふるわず、72位タイからのスタート。

　日本勢は尾崎直道、白浜育男、友利勝良の3人が1オーバー71で52位タイにつけたのが最高。米ツアー参戦経験のある水巻善典が2オーバー72で72位タイ。池内信治が5オーバー75、121位タイ、青木功は8オーバー78と崩れ138位タイと大きく出遅れた。