ディフェンディング・チャンピオンのリー・ウェストウッド（英）が好発進を見せた。

　欧州ツアーのMAPFREオープン・デ・アンダルシアがスペインのアロハGCを舞台に現地時間の27日開幕。第1ラウンドのこの日、7アンダー65をマークしたウェストウッドが単独トップに立った。1打差の2位タイに現在アマチュアナンバー1の実力を誇る20歳のダニー・ウィレット（英）とジャン-アール・ラーセン（ノルウェー）が続き、5アンダー67、単独4位にマシュー・ミラー（豪）がつけている。

　前週アメリカでWGC-CA選手権に出場し、ヨーロッパに戻ったばかりのウェストウッドは「ミスがほとんどなかった。コースマネージメントがしっかり出来ていた」とノーボギーのラウンドを振り返った。現在は世界ランク20位。もちろん2週間後のマスターズには再び渡米し初のメジャータイトルを目指すわけだが、「マスターズは大事な試合。だからこそ、ここで勝って自信をつけたい」とメジャーの前に連覇を誓った。

　一方、スペインアマのタイトルを獲得しているウィレットは、2イーグル、4バーディ（2ボギー）の猛攻で2位タイの好発進。「主催者推薦で初めてヨーロッパツアーに出してもらったから、いいプレーをしなければ、と思って凄く緊張した。でもイーグルを獲ってからは落ち着いて楽しめた」と初々しい笑顔を見せていた。

　なお地元勢は、ホゼ・マリア・オラサバル（スペイン）が1アンダー71で34位タイ。ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）は2オーバー74を叩き、86位タイと出遅れている。