前日のトーナメントリーダー、クリスチャン・ニルソン（スウェーデン）が楽々逃げ切って、念願のツアー初勝利を飾った。

　メジャー大会の裏で行われた欧州ツアーのサントメール・オープン（仏、アア・サントメールGC）は現地時間21日、最終ラウンドを行った。前日後続に4ストロークの大差をつけていたニルソンが4日連続の60台（2アンダー69）をマーク。通算13アンダーで勝利を飾った。6打差の2位にホゼ・フィリップ・リマ（ポルトガル）が入り、通算3アンダー3位タイにロレンゾ・ギャグリ（イタリア）、リチャード・マケヴォイ（英）他。

「今朝はすごく緊張していた。昨日はあまりよく眠れなかったしね。でも自分のプレーに集中することだけを考えて頑張った。プレッシャーによく耐えたと思うと我ながら感無量」と初勝利を手放しで喜んだニルソン。「まだ実感がわかない」と戸惑いの表情も見せたが、何より嬉しいのはこの勝ち星で心置きなく、すべての試合に出られるということ。下部ツアーのチャレンジツアーと欧州ツアーを行ったり来たりしていただけに、レギュラーツアーのシードを得て「それが本当に嬉しい」と相好を崩した。