最終ホールをチップインイーグルで締めくくったウェイド・オムスビー（豪）が単独トップに躍り出た。

　メジャー大会の裏で行われている欧州ツアーのサントメール・オープン（仏、アア・サントメールGC）は現地時間の19日、第2ラウンドの競技を終了した。首位に5打差からスタートした29歳のオムスビーは終盤の4ホールで4つスコアを伸ばし、6アンダー65をマーク。通算7アンダーでリーダーボードの最上段に浮上した。1打差の2位にジェームス・モリソン（英）、2打差の3位にクリスチャン・ニルソン（スウェーデン）。初日のトーナメントリーダー、フレデリック・アンダーソンヘッド（スウェーデン）はスコアを2つ落とし、通算4アンダーで単独4位に後退している。

　10番スタートのこの日、最終ホールの9番パー5でチップインイーグルを奪い頭ひとつ飛び出したオムスビーは「最後のティーショットのときは、このホールでバーディが欲しいな、という気持ちだった。それがイーグルになったんだからボーナスをもらった気分。練習ラウンドから調子が良かったので週末が楽しみ」と明るい表情。シーズン序盤は低迷する時期が続いたが、先月のBMWイタリアン・オープンで25位タイに入ってから調子は上向いている。上位選手がメジャーで戦っている間げきを縫って、念願のツアー初勝利を目指したい。