前週チャレンジツアー（下部ツアー）で予選落ちを喫した悔しさをバネにフレデリック・アンダーソンヘッド（スウェーデン）がノーボギーの完璧なゴルフでトーナメントをリードした。

　メジャー大会の裏で行われている欧州ツアーのサントメール・オープン（仏、アア・サントメールGC）は現地時間18日、第1ラウンドの競技を終了した。午後になって強風が吹く中、アンダーソンヘッドは3連続バーディを奪い6アンダー65の好スコアをマーク。2位タイの豪州コンビ、トニー・キャロラン＆マイケル・カーテンに1打差をつけ単独トップに立った。

　大会前は前週チャレンジツアーで今季2勝目を挙げたロバート・コールズ（英）に注目が集まっていたが、蓋を開けてみるとコールズは3オーバー74を叩き80位タイと大きく出遅れる一方、前週予選落ちのアンダーソンヘッドが飛び出した。プロ入り以来メジャーツアーとマイナーツアーを行ったり来たりし、スポットライトとは無縁だが「予選落ちしても調子は悪くなかった。今日はミスをしても上手い具合にカバーが出来たし、本当に良いゴルフだった」と納得の表情を浮かべたアンダーソンヘッド。上位選手がメジャー出場で留守の間に、無名の37歳が欧州ツアー初優勝を目指す。