約1か月半ぶりに米チャンピオンズツアーに帰って来た尾崎直道がまずまずの滑り出しを切った。

　同ツアーのリージョンズ・チャリティ・クラシック（アラバマ州フーバー、ロバート・トレント・ジョーンズ・トレイル at ロスブリッジ）が現地時間15日に開幕。第1ラウンドの尾崎は、出だし直後の11番パー3（10番スタート）でいきなりダブルボギーを叩きつまずいたが、続く12番でバーディを奪い返して落ち着き、その後は安定したゴルフで4つのバーディをマークし、3アンダー69でホールアウト。11番のダボは痛かったが、それ以外は合格点のラウンドで首位に4打差の22位タイからのスタートとなった。

　トップに立ったのは、前半、後半の両方で3連続を含む8バーディ（1ボギー）を奪ったダン・フォースマン（米）。「コースコンディションが何しろ最高だった。風もそれほど吹かず、雨でグリーンが止まりやすい。いい条件が揃った」と7アンダー65をマークし、納得の笑顔を見せた。

　1打差の2位タイにラリー・マイズ（米）、ハル・サットン（米）、キース・ファーガス（米）が続き、2打差の5位タイにエドアルド・ロメロ（アルゼンチン）、ギル・モーガン（米）他。ディフェンディング・チャンピオンのアンディ・ビーン（米）は2アンダー70で31位タイとやや出遅れ。現在賞金ランクトップのベルンハルト・ランガー（独）も1アンダー71、43位タイとスタートダッシュならなかった。