2018年にフランスのル・ゴルフ・ナショナルで開催される2年に1度の名誉をかけた欧米決戦「ライダーカップ」に挑む欧州チーム主将にトーマス・ビヨーン（デンマーク）が任命された。

　欧州ツアー通算15勝を誇るビヨーンは選手としてライダーカップに3度出場。さらに副キャプテンとしても4大会の経験を持つ。スカンジナビア出身の選手として初のライダーカップ主将となった45歳は「キャプテンとなったことは大きな名誉だ。今日は自分のキャリアの中でも最高の日の1つとなった」と喜びをあらわにした。

　今年行われた大会で4連覇を狙った欧州チームだったが、敵地で米国チームに17.0対11.0と敗戦。2018年大会では、ホーム5連勝と共にカップ奪還が重要課題となっている。選手として出場した3大会でいずれも勝利を収めているビヨーンは「これまでたくさんのことを学んできて、いつも最高の12人を率いることができればどんな気持ちか考えてきた。それが現実となって興奮している。これからの2年間はライダーカップに全力を注ぐ」と意気込みを語っている。