2010年ライダーカップの欧州チーム主将、コリン・モンゴメリー（スコットランド）が、マスターズに出られなかった悔しさを相性の良い中国で晴らそうと息巻いている。

　現地時間16日開幕の欧州ツアー、ボルボ中国オープン（中国、北京CBDインターナショナルGC）に出場するモンゴメリー。06年シーズンのUBS香港オープンや深センのミッションヒルズGCで行われた07年ワールドカップゴルフで優勝するなど、中国には良いイメージを持っている。

　現在世界ランキング147位で、今季は6試合に出場してトップ10入りなしと今ひとつの成績。それでも、史上18人目のツアー500試合出場を達成したばかりでエネルギーはみなぎっている。7年連続を含み8回、賞金王に輝いた男の闘志は衰えることを知らない。ライダーカップ主将という名誉ある地位にふさわしく、現役選手として実績を積み重ねるためにも、必死で勝ちに来るはずだ。

　昨季大会で9打の大差をつけてツアー初優勝を飾ったダミアン・マッグレイン（アイルランド）はもちろん連覇を狙っている。だが、マーカス・ブリアー（オーストリア／07年）、ステファン・ドッド（ウェールズ／05年）の歴代王者たちも手をこまねいているつもりはない。ゴルフのグローバルな広がりを象徴する中国という舞台で、激戦は必至の様相だ。