石川遼をはじめ、ローリー・マッキルロイ（北アイルランド）ら世界中で巻き起こっているニュージェネレーションの台頭。ヨーロッパではアルゼンチン出身の20歳が大暴れしている。

　欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープン（ポルトガル、ポルト・サント・ゴルフェ）は現地時間の20日、第2ラウンドの競技を行った。初日3位タイにつけた新鋭エスタニスラオ・ゴヤ（アルゼンチン）が2日連続の3アンダー68をマークし、通算6アンダーでフィニッシュ。首位の歴代全英アマチャンピオン、マイケル・ホーイ（北アイルランド）に1打差の2位タイに浮上した。

　同じく2位タイには初日のトーナメントリーダーのひとりジョアキム・ハエグマン（スウェーデン）の他、マイケル・マッギーディ（アイルランド）がつけている。さらに通算4アンダー5位タイからダミアン・マッグレイン（アイルランド）らが続く展開。

　優勝戦線を賑わしているゴヤは「このコースはショートゲームの善し悪しがスコアを決める。今週はアプローチとパターが上手く行っているので、いい感じで回れている。特に今日の17番のチップインバーディは良かったね」と声を弾ませた。現在、脳腫瘍で闘病中のセベ・バレステロス（スペイン）が設計したコースで、ラテン系の若者が頂点を目指す。