ビジェイ・シン（フィジー）がアジアンツアーの大会で優勝し、話題となっている。

　米ツアーでは現在賞金ランキング3位のシンだが、今季メジャーではいいところなし。優勝もツアー序盤戦の2勝だけで、3月のアーノルド・パーマー招待以来、勝てないまま今日に至っている。もちろん、今季の試合はフォールシリーズがあと4試合残っており出場することも可能だが、トッププレーヤーたちのほとんどがシーズンを終えており、既に米ツアーは来季シード獲得のためのサバイバルレースの様相を見せている。

　そんな中、前週シンが参戦したコロン-ハナ銀行・韓国オープンでの勝利は、もちろん自信にはつながったのだろうが、今後、シンがどのようにプレーしていくのかという点が、ファンや関係者の間で話題になっている。

　トッププレーヤーの中では出場試合数が多く、練習の虫と呼ばれてきたシンだが、既に44歳。40歳以上での勝利数が「19」と、米ツアーNo.1の数字を誇るシンがこれから先、どれだけの試合に集中して戦い、メジャーでどんなパフォーマンスを見せるのか。ライバルたちにとっても気になるところだ。

　また、この大会に日本勢で唯一出場していた武藤俊憲は、19位タイで競技を終えている。