ロッド・パンプリング（豪）がプレーオフ3ホールの激戦の末、マーカス・フレイザー（豪）を撃破した。

　欧州、豪州両ツアー共催のスポーツベット・オーストラリアン・マスターズ最終ラウンド（現地時間11月30日、豪、メルボルン、ハンティングデールGC）は、地元豪州勢が優勝争いを展開。通算10アンダー首位タイでスタートしたロバート・アレンビー（豪）とマイケル・シム（豪）が崩れる中、5アンダー67で回ったパンプリングがフレイザーと通算12アンダーで並び、プレーオフに突入した。

　1ホール目は両者共にパーセーブ。2ホール目にはフレイザーがバンカーから3メートルのパーパットを残すピンチを迎えたが、これをねじ込んでやはりお互いパーと一歩も譲らない。そして迎えた3ホール目、パーセーブできなかったフレイザーに対し、パンプリングが約1メートルのパーパットをしっかりと沈めて決着をつけた。

「72ホールを終えた後で、まだやらなくちゃいけないなんて。でも素晴らしい戦いだった。良いショットをたくさん打てた」と振り返ったパンプリング。先にホールアウトして40分間クラブハウスで待たされたフレイザーより、集中力を保ってプレーオフに入ったアドバンテージをきっちりと生かした。

　尚、アレンビーは通算9アンダー3位。シムは5オーバー77を叩いて通算5アンダー11位タイに終わった。