ジョン・デイリー（米）が因縁の地での大会に、心機一転参戦する。

　現地時間27日開幕の欧州、豪州両ツアー共催、スポーツベット・オーストラリアン・マスターズ（豪、メルボルン、ハンティングデールGC）に参戦するデイリー。実はこの大会の次週に開催されるトーナメント、オーストラリアンPGA（12月4日開幕）にはかつて後ろ足で砂を引っ掛けた過去がある。

　6年前に出場した際、思うようなプレーができなかったことに激怒し、自分のパターとボールを池に投げ込んだのだ。さらにスコアカードにサインせず、失格となった。パターは拾い上げられたもののデイリーへの非難が集中。当時、母の死から時間経っていなかったとはいえ、プロゴルファーとしてあるまじき行為と言われたが、それから6年後、様々なことを経験したデイリーが再び豪州での大会出場を決めた。

　欧州ツアーに積極的に出場することを宣言し、先週のUBS香港オープンでは最終ラウンドで8アンダー62と爆発。調子の波は上々だ。因縁をねじ伏せ、復活への狼煙をあげることができるかどうか見守りたい。