現地時間30日、ジョン・デイリー（米）が、人気凋落の気配と共にシーズンを終えた。

　米男子ツアーのギン・シュール・メール・クラシック at テソロを、途中棄権したデイリーだが、同ツアー最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシックに対しては、スポンサー推薦を依頼していた。メジャー2勝で人気者のデイリーは、これまで、スポンサー推薦を頼めば、すんなりともらえることが多かった。ところが今回、初めてこれを断られてしまったのだ。

　同大会のスポンサー推薦枠は、全米オープン2勝のリー・ジャンセン（米）、ダフィ・ウォルドルフ（米）、ジェイ・ウィリアムソン（米）、そして16歳のタッド・フジカワ（米）の4人に決定。飛ばし屋デイリーの神通力も薄れてしまったようだ。デイリー本人は「ショックを受けた。オーランドに住んでいる人もいるし、自分より来季の出場権に近いからかな」と、ポツリ。暴れん坊もかたなしのシーズン最後の一幕。人気のかげりを感じさせると共に、今季以上にスポンサー推薦をもらう必要がある来季に暗雲がたれこめた。