国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントが長野県、軽井沢72G北Cを舞台に10日開幕。スポット参戦のポーラ・クリーマー（米）が第1ラウンド、2アンダー70で回り、6アンダー66をマークした首位タイの福嶋晃子、高橋美保子に4打差の11位タイにつけた。

　前週行われた、全英リコー女子オープンを7位タイでフィニッシュし、ロレックスランク（女子世界ランク）でも9位に入っているクリーマーは、3年連続で今大会に参戦。19歳で来日した05年には初出場で優勝を果たすなど、その実力を惜しみなく発揮している。この日は、1バーディ、2ボギーの1オーバーでハーフターンすると、後半は安定したゴルフで3つのバーディを奪取（ノーボギー）。4バーディ、2ボギーの2アンダー70でラウンドし、ディフェンディング・チャンピオンの大山志保、古閑美保らと共に、11位タイからトップを追っている。

　一方、首位タイに立った福嶋はこのトーナメントを過去に3回（96、02、03年）制すなど、抜群の相性を誇っている。出だしの2番パー5でバーディを奪い、快調な滑り出しを見せると、その後も貫禄のプレーでバーディを量産。6バーディ、ノーボギーの6アンダー66でホールアウトし、6月のベルーナレディースカップゴルフトーナメントに次ぐ、今季2勝目に向け好スタートを切った。

　その他、ハードスケジュール続きで体調が万全ではない上田桃子が、4アンダー68の3位タイ。全英女子オープンでクリーマーと並ぶ7位タイと世界で飛躍を遂げた佐伯三貴は、3アンダー69で回り、5位タイの位置で第1ラウンドを終えた。