かつてレギュラーツアーのBCオープンの開催コースだったニューヨーク州エンディコットのエンジョイGCを舞台に現地時間4日、米チャンピオンズツアーのディックス・スポーティング・グッズ・オープンが開幕する。

　この大会を誰よりも楽しみにしているのが、今年50歳の誕生日を迎え同ツアールーキーとなったジョーイ・シンドラー（米）。というのも、同コースで開催されていたBCオープンで85年と87年に優勝を飾っているからだ。地元密着型のこじんまりとしたトーナメントは、メジャー大会のような華やかさはなかったが、手作りで大会を盛り上げようという主催者の意気込みが感じられた貴重な試合。しかしすでに思い出の大会はレギュラーツアーのスケジュールからはなくなってしまった。それだけにシンドラーは同地のゴルフファンの前で再び「元気なところを見せたい」と張り切っている。

　一方、日本勢は青木功、尾崎直道、倉本昌弘の3人が出場。賞金ランク上位30人中、15人が出場しておらず、フィールドが薄くなった今大会は3人にとって勝利をもぎ取る大きなチャンス。週末の日本勢の活躍に期待できそうだ。