結果が欲しい日本勢がニューヨークで悲願の優勝を狙う。

　米チャンピオンズツアーは（現地時間27日?29日）、同地のアイゼンハワー・パーク、ザ・レッドCを舞台にコマースバンク選手権を開催。日本からは常連組の尾崎直道、青木功、倉本昌弘の3選手が出場し、上位進出を目指す。

　注目はディフェンディング・チャンピオンのロニー・ネルソン（米）。レギュラーツアー時代からラリー・ネルソン（米）と間違えられることが多いが、ロニーの方は78年から83年までのレギュラーツアー時代のベストフィニッシュが5位タイ（79年クォードシティ）と、現役時代はほぼ無名に近かった。しかし昨年のこの大会で、ローレン・ロバーツ（米）に競り勝って勝利し「大きな自信になった」と、今やツアーの中心的存在に成長。きっかけをつかんだ思い出の大会で、ネルソンが今季初Vを目論んでいる。

　一方、今大会には現在賞金ランク1位のジェイ・ハース（米）、同2位のベルンハルト・ランガー（独）は出場しないため、日本勢にもチャンスあり。特に倉本は来季の出場権を確保するためにも是非、上位に食い込みたいものだ。