ソレン・ケルドセン（デンマーク）が激戦を制した。

　スペイン、レアル・クラブ・デ・ゴルフ・デ・セビリアを舞台に行われた欧州ツアー、オープン・デ・アンダルシア・デ・ゴルフ2009は現地時間29日、最終ラウンドの競技を終了した。通算14アンダー首位でスタートしたケルドセンは1打差2位で出たデビッド・ドライズデイル（スコットランド）と最終組で激しいデッドヒートを展開。15番をボギーとし、通算14アンダーで並んで大詰めに突入した。

　ケルドセンは16番パー5で第2打を池に入れる大ピンチ。それでも約5.5メートルのパットをねじ込み、パーで切り抜けた。執念のパーセーブの後、17番で値千金のバーディ。ドライズデイルがバンカーからボギーとしたことで、一気に2打差をつけた。

　最終18番ボギーのケルドセンはこの日イーブンパー72。力尽きたドライズデイルがダブルボギーを叩き通算11アンダーでプレーを終えた一方、通算14アンダーでホールアウトした。最後は3打差で逃げ切り勝ち。「1日中、ナーバスになっていたので本当に大変だった」と、ヘトヘトになってようやく優勝にたどり着いたケルドセン。それでも「忍耐を失うことはなかった。16番ではひどいショットを打ってしまったが、歯を食いしばって頑張った」とようやく笑顔をのぞかせた。

　その他、通算10アンダー3位タイにフランセスコ・モリナリ（イタリア）とグレーム・ストーム（英）。コリン・モンゴメリー（スコットランド）は、通算イーブンパー31位タイでツアー通算500試合目を終えた。