国際色豊かな4人が首位タイグループを形成する中、01年のチャンピオン、ジョン・デイリー（米）は出遅れた。

　現地時間19日に開幕した欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープンはドイツ、ミュンヘン・アイケンリードGCが舞台。第1ラウンドはノーボギーの6アンダー66をマークしたピーター・オマリー（豪）の他、アントン・ヘイグ（南ア）、ラファ・エチェニク（アルゼンチン）、マーダン・ママット（シンガポール）の4人が首位を並走する展開となった。

　途中、デビッド・リン（英）が7アンダーペースでリーダーボードのトップを走っていたが、残り3ホールのところでグリーン上からパターでカップをオーバーさせ、ボールが池に飛び込むというアクシデント。そのホールでダブルボギーを叩き、5アンダー67、5位タイにとどまった。

　ちなみにシンガポール出身のプレーヤーとしては珍しくトップグループの一角を占めたママットは先日、同じアジアの「ジーブ・ミルカ・シン（インド）が優勝する姿を観て刺激を受けた」のだそうで、ヨーロッパで初の栄冠を目指している。

　その他3アンダー69、16位タイに現在欧州賞金ランク1位のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）、レティーフ・グーセン（南ア）、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）ら、全米オープン帰りのビッグネームがつけたが、歴代チャンピオンの一人、デイリーは苦戦。6つのバーディを奪いながら、後半2つのダブルボギーが出てイーブンパー72、66位タイとスタートダッシュはならなかった。