ツアー初優勝を目指すダミアン・マッグレイン（アイルランド）が、上がり2ホール連続バーディでトップに立った。

　欧州、アジア両ツアー共催のボルボ中国オープン（中国、北京CBDインターナショナルGC）は現地時間の19日、第3ラウンドの競技を終了。首位に1打差の2位タイからスタートしたマッグレインが7バーディ、3ボギーの4アンダー68をマークし、通算11アンダーで単独トップに躍り出た。

　3打差の2位タイに前日までトーナメントを引っ張ったフランスの新鋭ミッシェル・ロレンツォ-ベラとオリバー・ウィルソン（英）が続き、この日6バーディ、ノーボギーの66と爆発したスコット・ストレンジ（豪）が通算6アンダーで前日の23位タイから4位に浮上。ディフェンディング・チャンピオンのマーカス・ブリアー（オーストラリア）が通算4アンダーで6位タイにつけている。

　この4月で37歳になったマッグレインだが、これまで何度も優勝争いを演じながら勝ち星にはまだ手が届いていない。「もうそろそろ自分の番が来てもいいだろう」と本人も勝利に意欲を見せているが、「タフなコースだから、余計なことを考えず、自分のプレーに集中しなければ」と気を引き締める。果たして3打差のアドバンテージを守り切ることができるか、注目だ。