台頭著しい若手たちがまたもや大暴れの予感を漂わせている。

　昨年、当時17歳だったマッテオ・マナッセロ（伊）が4打差圧勝を飾った欧州ツアー、カスティーヨ・マスターズ（スペイン、クラブ・デ・カンポ・デル・メディタラネオ）が、現地時間20日に開幕。今年は一回り大きく成長して連覇を狙うマナッセロに加え、先週のポルトガル・マスターズでプロ3戦目で初優勝を飾ったトム・ルイス（英）も参戦し、目の離せない戦いが繰り広げられる。

「今週もいい1週間になるといい。初めて来たけどすごく楽しんでいる。去年は若い優勝者だったから、今年もそうなると予想している」と、不敵な笑みを見せるルイス。出身地を同じくする大先輩でメジャー6勝のニック・ファルド（英）の名を挙げ「ルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトルが欲しい。でもファルドを追い越すには長い長い道のりがある」と苦笑した。

　予選ラウンドはディフェンディング・チャンピオンのマナッセロ、地元が誇る“神の子”セルヒオ・ガルシア（スペイン）と同じ組でプレー。注目が集まる中、次世代を担う男たちが雌雄を決することになる。