14日に行われた国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメント（千葉・グレートアイランドC）第2ラウンドは、激しい降雨のため進行が遅れ、午後4時過ぎに日没サスペンデッドが決定した。通算8アンダーまでスコアを伸ばした横峯さくら（14ホール終了）が、暫定ながら初日からのトップを堅守。2打差の暫定2位には、賞金ランキング3位の全美貞（韓／14ホール終了）がつけている。

　雨が降り止んだ午後にようやくスタートした横峯は、被っていたキャップが飛ばされるほどの強い風の中でも安定したゴルフを披露した。3番パー5で幸先良くバーディを獲ると、8番パー4ではセカンドショットをチャンスにつけ、2つ目のバーディを奪取。「1ホール、1ホール我慢のゴルフをしたい」と語ったように、後半もフェアウェイセンターをしっかりキープする戦略的なプレーでスコアを1つ伸ばした。14ホール終了時点で順延となったが、今季5勝目に向け最高のポジションを確保している。

　一方、その横峯と賞金女王を争う諸見里しのぶは前半を1アンダーで折り返したものの、後半は強風に悩まされ連続ボギーで失速。結局2バーディ、3ボギーの1オーバー73でホールアウトし、伊藤園所属プロの日下部智子（15ホール終了）らと同じ通算イーブンパー暫定13位タイへ後退した。

　その他、通算3アンダー暫定5位にディフェンディング・チャンピオンの古閑美保（17ホール終了）、三塚優子（15ホール終了）、一ノ瀬優希の3人。賞金ランキング4位の有村智恵は通算2アンダー暫定8位タイにつけたが、来季のシード権獲得（賞金ランキング51位以内）に黄信号が灯っている金田久美子（同53位）は、通算11オーバー暫定79位タイで予選突破は絶望的となっている。